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乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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画像ファイル "http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/9869aebdd0d7afb9e0b59b286d3beb70/1222525541" は壊れているため、表示できませんでした。 80点


映画という遊びを教えてくれる作品


大林宣彦監督の尾道三部作の第二作が「時をかける少女」、いや〜実に20年以上の時を経て観たけど何一つハッキリしたシーンは覚えていなかった(笑)。とにかく原田知世のあどけなさにビックリ!素朴さが愛くるしく見えるという現代のアイドルが絶対に到達できない瑞々しさを醸し出している・・・しかし、こんなに可愛かったっけ?時代が女を作ると言われているが、今の時代より昔を尊ぶのは歳を重ねた証拠なのだろうか?

余談だが、アニメの「時をかける少女」に出て来る図書館で勤務する女性は、この原田知世が演じた芳山和子の20年後の姿らしい!彼女が「タイムリープなんて珍しいことじゃないのよ」と言った理由がようやく分かったので嬉しかった。声優もやってくれていたらサプライズだったのだが、さすがにそれは無かったな〜。

<GOOD POINT>
1.大林が初期にして絶頂期(つまりは早熟なのだが)に撮った作品だけあって、随所にキラリと光る演出があった。おそらく低予算の部類に入るだろうこの作品を逆手に取り、徹底して原田知世の魅力と知恵を絞った撮影方法で最後まで引っ張っている。ストップ映像のコマ送りなんて小学生の時に超能力系のテレビ番組で良く観た思い出があるが、この映画での使い方はそれらのレベルを遥かに超えて良い効果を出している。予算が無いのにVFXは当時の最先端を目指して取り組んでいたらしく、全体で約30秒程しか使われていないが「ウルトラマン」のオープニングの様な合成が作られていて、それはそれで効果を挙げている点も評価したい。



2.エンディングテーマを原田知世とキャストが一緒に唄うシーンはかすかに覚えていた!これはやはり当時も印象が強かったらしく、今観てもすごく良いエンドロールになっている。YOU TUBEで「時をかける少女」で検索すると観ることができるので是非チェックしてみてほしい。ユーミンは本当に才能あるな〜。ちなみに今思いだしたが、数年前に大林自身がリメイクした実写版があったが、殆ど知られずに上映が終わってたな。


<BAD POINT>
1.アニメ版を観てしまったから余計にそうなのだが、初めてタイムリープするまでが遅いので全体的に間延びした構成になってしまっているのが残念。まぁ時代的な事を考えるとこういったテンポが普通だったのかもしれないが。時をかけるのも一回だけだし、特に大きなタイムパラドックスも発生していないので緊迫感はゼロに近い。まぁそれでも観れてしまうのは、やはり原田知世なのである。当時、近所の兄ちゃん達が熱狂的になっていたのが今になって理解できた。
(IE5)

時をかける少女(1983)(1983) - goo 映画


愛の予感のジュブナイル(山下達郎じゃないよ)


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