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乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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宇宙人&トムの間抜けぶり対決

最初に書いておきたいが、俺はこの映画が大好き。2回も見てしまった。
基本は地球が侵略されて破壊されるだけの話で、しかも一市民が逃げ回るだけ。見所は都市の破壊だが、実は最初だけ豪華で、その後はそれ程派手には壊してくれない。しかし、真の見所は別にある。

実は、宇宙人とトム・クルーズ扮する主役の間抜けぶり対決を微笑ましく見守る映画である。

一つ例をあげれば、狭い地下室に逃げ込む主人公達(娘とたまたま知り合ったおっさん)というシチュエーションでのやり取りがある。
宇宙人が探索用のスコープを伸ばしてくるが、これが何とカメラと音センサーしかついていない&一方向しか見れないという旧式のもの。せめて赤外線センサーや生体反応センサーなどは装備すべき。
対するトムクルーズは、音を立てるおっさん(ティム・ロビンス:ショーシャンクの名優)に身振り手振りで、「静かにしろ」と伝える演技。探索スコープの後ろを抜き足差し足で通り抜けるトムとおっさん。まんまドリフの志村と幽霊である。絶対狙ってやっているに違いない。

また、ラスト付近、破壊兵器(トライポッド)に鳥がとまっているのを見て、「シールドが無くなった!」と叫ぶ主人公。よく聞こえないフリを始める米軍。何度も叫ぶトム。それでやっと気づく米軍。どことなく見覚えがあるシーンだと思ったら、ホットペッパーのCM
「あなたシールドが無くなったみたいよ」「なくなってないよ!」「ほら、なにあれ、鳥とまってる!」「な……な く な り ま し た」「宇宙人が風邪引いて?」「引 い た…ような気がします
絶対狙ってやっているに違いない。

他にも大気分析もせずに攻め込んでくる宇宙人や手榴弾2個で崩壊するトライポッド等見所は満載。もちろん、ずっと同じ困った顔で押し通すトムの演技力がそれを支えている。逆にトムに演技指導をつけているような不気味に成熟した演技のダコタ・ファニング。空回りすべくして全てが空回りしている。主人公達に感情移入できないから、誰が死んでも悲しくない。多分、スピルバーグは何も伝えたいことが無かったんだろうと思う。ただ、燃えながら疾走する列車の絵や、川から流れてくる死体、建物をぶっ壊すシーンなどはいける。

こういったことが重なって、情報量も多くない絶望的な話なのに、「もう一回見よう」と思える奇跡の軽さが生まれた。さあ、もう一回見て、大阪人がトライポッドを破壊した方法を考えよう。
(KIURA)

評価点:60点
ちなみにホットペッパーの元ネタ

 

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