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乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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画像ファイル "http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/9869aebdd0d7afb9e0b59b286d3beb70/1208353327" は壊れているため、表示できませんでした。 93点

奇跡的なミュージカル映画

今日から古典を見直す意味でも過去の名作も新作と平行して検証していきたい。今までも散々映画は観てきたので、一つルールを作ってみた。初めて観た、何回も観たに関わらず、いま観たモノを書くということ。つまり現在の自分が持っている感覚で評価していきたい。

「赤い靴」は名作中の名作ミュージカル映画として語り継がれてきたが、いま観ても全然その評価は変わらないと言えるだろう。この映画が素晴らしいのは、ミュージカルと映画が極めて自然な流れで繋がっていることに他ならない。人気バレエ団に生きる面の人間、裏の人間、明日を夢見るバレリーナ。生きる事とは踊る事とはばからない人間達のドラマが全てダンス部分に集約されているのである。

最近も数多くのミュージカル映画が作られているが、曲の良さや歌やダンスの巧さには力を入れているが肝心のストーリーとリンクしている作品がどれだけあるだろうか?

<GOOD POINT>
1.バレエという取っつきにくい題材を分かりやすくするために、冒頭のシーンで全くバレエ無知の音大学生達とバレエファンとがいがみ合わせて上手く説明している。

2.憎まれ役の描き方がとても上手い、生活を全てバレエに捧げているレルモントフ(アントン・ウォルブルック)はバレエに妨げになるモノを全て排除しながら生きている堅物なのだが、全然憎めないキャラクターなのだ。逆にヒロインのヴィキイ・ペイジ(モイラ・シアラー)に「お前、踊りが人生と違うんかい!」と突っ込みをいれたくなる。

3.20分に渡る壮大な「赤い靴」上演シーン。実際のバレエと映画のマジックを実に上手く融合させたのが素晴らしい。どこを切ってもアイデアの塊の様なシーンである。CGが無い時代の方がより幻想的で感動的な世界観を作り出せると感じるのは、やはりどうにかしてイメージを伝えたいという情熱からくるアイデアの凄さだと感じた。

<BAD POINT>
1.最後にヴィキイが列車に飛びこみ自殺を図るシーンで、どう考えても即死と思うだけに最後の事切れる箇所は入らないと感じた・・・まぁ赤い靴にかけているのだろうが。
(IE5)

赤い靴(1948) - goo 映画
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