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乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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画像ファイル "http://file.okkoto.blog.shinobi.jp/557twl.jpg" は壊れているため、表示できませんでした。  77点

セオリーを少し外した映画手法

アカデミー受賞者であるハル・バリーとベニチオ・デル・トロが競演している。相変わらず神懸かりなプロポーションのハル・ベリーは今作も随所にそれを披露している・・・しかし綺麗な体してるわ〜、おまけに芝居もうまいし。デル・トロは相変わらず南米のニオイをまき散らして重厚な存在感がある、今回は麻薬中毒者という役を見事に演じていた。

この映画は人間ドラマを撮る映画にしては少し複雑な構成・撮影・編集がなされている。前半にハル・ベリーのダンナが殺されてからの状況が回想シーンとして映されるが、この過去の遡り方が段階的なタイムラグでは無くて、登場人物の頭の中でバラバラな時系列で回想していくのだ。一見、破綻しそうな手法なのだがこの映画にとっては上手くいっていると感じた。また、目・唇・指などのズーム・カットの連続が結構多くて、これもセオリーから外れているのだが効果を上げている。また動作の途中を数カットだけ抜いて繋いだシーンもあったが、それも印象に残っている。

唯一言えるのはこれら一連の実験的な手法が成功する条件は役者のレベルが非常に高い事が挙げられると思う。やはりハル・ベリーやデル・トロは相当に上手い、周りの役者も子役達も普通以上に上手いのである。これが映画の全体的な厚みに代わりスクリーンに力が溢れると思った。それに比べて日本映画の軽いこと、軽いこと。

<GOOD POINT>
1.ハル・ベリーとデル・トロが全く結びつかなかったのが映画としてのトーンを決定したと思う。普通は未亡人になったハル・ベリーがデル・トロと出会った時点で展開が読めそうなものだが、ショックから立ち直れない女と麻薬から抜けきれない男の奇妙なつながりに焦点を充てた事で「そんなに人間って単純じゃないぜ」というメッセージを感じさせた。

2.良い映画はカメラも照明も音楽も意識させない事だと良く言われている、スクリーンの中に生きる人々にただ集中できる映画が素晴らしい映画だと。この映画は色々と凝った事をやりつつも、人々に集中できる珍しい映画だ。

<BAD POINT>
1.主人を失った悲しみだけで自暴自棄になって勝手な行動にでるハル・ベリーに感情移入が薄い。綺麗すぎて頭も切れるので終盤は「いいよな美人は」なんてやっかみ精神も若干出て来た。やはり完璧すぎる人間というものに欠点を与えることで魅力が加わると思う・・・しかし今回の話ではこれがギリギリかもしれない。

2.子供がどちらかというとデル・トロに似ているのがちょっと気になった。観た人しか分かりませんが。
(IE5)

悲しみが乾くまで - goo 映画
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悲しみが乾くまで 2008-18
「悲しみが乾くまで」を観てきました〜♪ オードリー(ハル・ベリー)は、夫のブライアン(デヴィット・ドゥカウヴニー)と二人の子供に囲まれ、幸せな生活を送っていた。しかし、或る日ブライアンが事件に巻き込まれ射殺されてしまう。悲しみのどん底の突き落とされたオードリーは、夫の親友で麻薬中毒に苦しむジェリー(ベニチオ・デル・トロ)に一緒に住んでくれるように頼む・・・ 人気Blogランキング      ↑ 押せば、頼れる人が現れるかも!? Blog人気ランキングに参加してます。 ご訪問の際は、...
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