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乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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画像ファイル "http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/9869aebdd0d7afb9e0b59b286d3beb70/1208268979" は壊れているため、表示できませんでした。  65点

キーラ・ナイトレイは圧倒的に正面美人だった

アカデミーで多数のノミネートから作曲賞を受賞。作曲賞というのは映画の前評価的に微妙な要素なのだが、結構お客さんは入っていた。ハリウッドと思っていたら製作はイギリス、そう考えると昔ほど国ごとのカラーは無くなってきているのかと思わされる。

少し話は逸れるが、先日、アメリカのインディーズの要であったニューライン・シネマがワーナー・ブラザーズに吸収される事がニュースになっていた。どうやら「ライラの冒険」が予想に反して収入が上がらなかった事が要因らしい・・・「マスク」「セブン」「ロード・オブ・ザ・リング」と大手に真っ向から挑んで栄光を勝ち取ってきた会社だけに残念である。大手の会社も最近では単館系でかけるような作品にもどんどん力を入れだした。ここに勝てない理由が出て来たのかもしれない。

それで映画であるがとても不思議な構成で前半はエロチシズム溢れる展開で後半はガラリと戦争映画という感じである。あまりに前半と後半の色が違うために少々戸惑ったし、作者の言いたい意図が中途半端に分からなくなってしまった。この作品も少し凝った回想方法と編集を行っているのだが、個人的には鼻につく場面も少なからずあり、あまり良い効果は出ていないと感じた。

ヒロインのキーラ・ナイトレイはとても美しい女優だ、肌着一枚で噴水から出て来たときの体のラインにはドキリとさせられる。しかしアップになると正面と横顔では魅力が全然違うと感じるのは俺だけか?八代亜紀ではないが、キーラ・ナイトレイは完全に正面美人だと言えるだろう。

<GOOD POINT>
1.後半の戦争パートで、ジェイムズ・マカヴォイ隊の生き残りが浜辺にいる味方に辿り着くのだが、ここから始まる5分ぐらいの長回しは圧倒的である。若干のCGは入っているかもしれないが、とにかく生々しく痛々しい。このシーンだけ見ると「プライベート・ライアン」よりもある意味リアルかもしれない。まぁ映画を通して見れば、ここまで作り込む必要性に疑問を感じるが。

2.負傷兵の傷跡の生々しさが凄い。どう作り込んでいるのか分からないが、見るも無惨な傷跡やら肉片がとても上手に作られている。包帯を取るシーンはとても驚いたが、戦争っていう行為の愚かさを見せるためには傷がリアルな程に効果がある事を示していると感じた。


<BAD POINT>
1.謎が謎になりきれていない!子供が大人に草むらで襲われるシーンがあり、その大人は誰?という謎で最後まで引っ張っているが、ちゃんと見てればどう考えても犯人は分かるはず。ちょっと観る人を嘗めてないか?と思わせる構成だ。

2.やはりこの映画はラブストーリーと思うのだが、どうもスッキリしない終わり方だ。おそらく最後のシーンが「つぐない」という意味での回想にしてしまったからだと思うのだが。なるほど上手い!とその時は思ったのだがエンドロールを見ながらしっくりこない自分がいた。やはり映画は奥が深い。
(IE5)

つぐない - goo 映画
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色々
IE5の映画評を読んでいると、映画界も色々工夫しているなぁと思う。パンズラビリンスはIE5の感想も聴いてみたいぞ。俺は戦争が混じるとどうも駄目だ。オドレイのロングエンゲージメントも痛かった。
Kiura 2008/04/16(Wed)21:19:18 編集
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