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乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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画像ファイル "http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/9869aebdd0d7afb9e0b59b286d3beb70/1216219022" は壊れているため、表示できませんでした。  85点


いつの時代もマフィアものはグッとくる

マフィアものの金字塔といえば「ゴッドファーザー」シリーズだが、国が違えど日本ではヤクザもジャパニーズ・マフィア、中国も黒社会と呼ばれる組織をチャイニーズ・マフィアなど呼ばれる。マフィアの発祥はイタリアだが、やはり魅力は組同士の闘争とファミリーと呼ばれる派閥内における骨肉の争いを描いた人間ドラマだと思う。そしてなんといっても完全なる男社会、女性を蔑視している訳ではないが、マフィアものでは女性はあくまで脇を固める華であって主役は完全に男である。こうしたマフィアものは人気も高く、現代でも数多くの作品が製作されているが、ゆえに二番煎じも多くなかなか新たな切り口を見いだせないジャンルになってきている。

<GOOD POINT>
1.しかしながらこの作品は非常に良くできていた。今度の舞台はイギリスで暗躍するロシアン・マフィア。「ゴッド・ファーザー」級の重厚とした人間ドラマを目指して作られているが、面白いのはここに全くの一般人が絡んでしまう点だろう。光があたる場所で生きる人間である看護師・アンナ
(ナオミ・ワッツ)と闇の世界に己を捧げる人間ニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)・・・決して相容れることの無い人間が絡んでいくというアイデアを実に上手く扱った物語だと感じた。

2.ニコライを演じるヴィゴ・モーテンセンは文句なく素晴らしい、「ロード・オブ・ザ・リング」のイメージを全く払拭させる違った顔を見せてくれる。とにかくマフィアの凍り付いた部分と人間味臭い部分を絶妙なバランスで演じ分けている。結局、最後にニコライの正体が明かされるのでなるほどと思わされるが少し残念ではあったのだが。そういう意味では久しぶりに見たボスの息子役を演じたヴァンサン・カッセルは最後まで憎たらしくてアホっぽいマフィアを好演してくれた。

3.ニコライに刻まれたタトゥーのリアルな事!この映画のある意味で重要なポイントであるタトゥーであるが、全身に刻まれた様々な模様が見事なまでに意味と効果を高めている。そして鍛え抜かれた肉体にこのタトゥーが栄えること、ヴィゴの女性ファンは生唾モノであろう。ちなみに話題になっていた全裸での対決シーンはかなりエグイことになっていますのでお気をつけください。

<BAD POINT>
1.ニコライとアンナが結ばれる・・・つまりキスシーンだが、これは展開に無理があるし結ばれる必要は全くないと思うのだが。これが無ければかなり高得点になったハズだが、残念である。ニコライの本当の職業を知ったから心を許せたような(言い換えれば安心したと言えるかもしれない)感じに見えて仕方がなかった。あくまでマフィアのニコライと最後まで対峙して欲しかったのだ。そう言う意味ではニコライの正体自体もBAD POINTになるんだろうな。
(IE5)


イースタン・プロミス - goo 映画

マフィアの世界は儚く冷たい・・・
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