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乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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ただのバブル青春映画と侮るなかれ

「私をスキーに連れてって」「彼女が水着に着替えたら」「波の数ほど抱きしめて」の三作品をまとめてバブル青春映画三部作と呼ばれているが全て未見である。三作も作れたのは第一弾の本作のヒットの賜物だろう。さすがに当時小学生だったのでバブルとは無縁だが、ユーミンが大ブームになった事と、近所のお姉ちゃんがOL(どこかの社長秘書をしていた)をしていて映画を観てスキーに嵌ったという事はハッキリと記憶している。なんかスキーウェアも毎年替えていたような・・・バブル時代とはそういう時代だったのか?

しかしながらバブル時代の青春映画とタカをくくっていると意外に面白かったので驚いた。はっきり言ってこれに比べれば「銀色のシーズン」なんて見てられない。バブル時代のリッチーな若者像は今本人達が見ても赤面するだろうが、信頼できる仲間たちや仕事に日夜悪戦苦闘するサラリーマン事情などは上手く見せているし、一番良いのはスキーに対して興味が湧くということだ。おそらく当時この映画を観てタイトル通りのセリフを彼氏に言った女性は多かったんじゃないだろうか?そういった意味では最近の映画はストレートさに欠いているんだなぁ・・・目から鱗みたいな映画だった。

<GOOD POINT>
1.滑りながら一人一人が合体して芋虫みたいになったり、スキー板を雪に差してイスに変えて空を眺めたり、スキーの後はロッジでパーティーを、などなどスキー場ではこんな楽しみ方ができますよというシーンが満載している。もちろんスキー場には恋の出会いもありますよというアピールも忘れていない。ある意味でスキーのPR映像なのだが、原田知世や三上博史たちが心からスキーを楽しんでいるのを見ていると「ああ、スキーに行きたいな」と思ってしまっても当然と思われる。

2.夜の格好禁止区域を滑っていくシーンはなかなか迫力がある。スキーヤーの目線として撮影しているのはカメラマンが実際に滑っているのだろうが、ちゃんと俳優陣(もしかすると背中越しはプロかも)が滑っている。特に池上優(原田知世)は下手で何度もこけないといけないのだが、辛抱強く撮影に挑んでいたことが伺える。青春映画といえどもこうした緊迫感あるシーンが入っていると男性の食いつきも違ってくる。いま思い出したがそのお姉ちゃんに勧められて観たのが「トップガン」、なるほど青春映画に戦闘機のバトルシーンが入っていて楽しんでいた記憶が蘇える。

3.佐藤真理子(原田貴和子)が優に矢野文夫(三上博史)の過去話をするシーンが沢山ある(真理子と矢野は子供の頃から友達という設定)。そこで矢野が女に対してどれだけデリカシーがなくてヒドイ男かという事を優に教えながらも矢野と上手く交際できるように応援していくのだが、実はそのデリカシーがない話しの中で出て来た女が真理子自身だった(つまり真理子は矢野が好きだった)と
意外な事実を上手く劇中で表現している。なかなか脚本もセリフも良くて感心する。


<BAD POINT>
1.もう一昔前の話なので突っ込むことも特にないのだが、一つだけ挙げるとすれば今までにスキー場に何度も足を運んだが、こんな素敵な出会いは一度も無かったということだけですな・・・。
(IE5)

私をスキーに連れてって(1987) - goo 映画
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