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乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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画像ファイル "http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/9869aebdd0d7afb9e0b59b286d3beb70/1211195580" は壊れているため、表示できませんでした。  88点

久々に上手い!と思わせた設定とストーリー

ジャック・ニコルソン(エドワード役)とモーガン・フリーマン(カーター役)という超演技派を料理するのが「スタンド・バイ・ミー」のロブ・ライナーとくれば期待しない方が難しい。しかしその期待度を大いに満足させてくれる完成度だ。

この映画は後半から世界各地に旅行する二人を描くのだがスクリーンを観ている限りでは、殆ど現地でロケしていると思われる、つまりほぼ(もしかすると完全に)CGが無いのである。だからスカイダイビングのシーンもアフリカで動物を追い掛けているシーンもとても良い雰囲気が出ている。最近ではここまでごまかし無く撮影をしている映画が少ないので感動だったし、名優二人の飽くなき役者魂と名匠の名に恥じないロブの確かな演出に素直に拍手を送りたくなった。


<GOOD POINT>
1.とにかく脚本が練りに練られていて、キャラクターの性格づけ・生活の地位・家族構成などなど全てが真逆の二人がガンで余命を告げられてたという一つの共通点から死までの道のりを歩んでいくという優れたアイデア設定だった。

2.中盤までほぼ病院で闘病生活を送るエドワードとカーターしか出てこないが、やはりそこは名優の見せ所で普通なら飽きてしまいがちな1シーンの長ゼリフも全く苦にならず延々と見入ってしまうのである。もちろんセリフもウィットに富んでいて悲しい物語に終わりがちな内容を全く逆の明るさでみせている。アメリカンジョークも下品なモノ(「俺たちフィギアスケーター」はその最高の位置にある)は確かに多いのだが、これ位の感じだと味が出て万人に受け入れられると思う。

3.残りの人生でやりたい事を記したメモが残り3つになってからの達成の仕方のアイデアが本当に優れている。特に「世界一の美女にキスをする」の達成法は「上手い!」と思わず手を叩いてしまった。二人で達成できずにカーターからエドワードに託されるが、それも達成できずに秘書(ショーン・ヘイズ)に託すという流れは非常に上手かった。

<BAD POINT>
1.世界旅行が若干だが長い気がした、おそらくインドはもっと短くできるんじゃないか?更に言えばラストの香港まで数カ国も回っている姿に全く体調の変化も見られなかったのも少し違和感を感じた。まぁそれも演技の巧さでカバーできているのだが。

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濃い
久しぶりに俺の嫁さんが観たいといっていた作品。この二人は濃すぎる。ニコルソンは、シャイニング以外では恋愛小説家の演技が印象深い。しかし、十分面白そうな映画だ。
モーガンフリーマンといえばショーシャンク→フランク・ダラボン→ミスト。という訳で、ミストの評価も楽しみにしてるぜ。
Kiura 2008/05/20(Tue)20:49:46 編集
ラジャー
ミストは近日鑑賞する予定。まぁニコルソンとフリーマンが使える時点でこの映画は幸運に満ちていると思われるわ。しかし向こうの俳優は上手い!
IE5 2008/05/21(Wed)01:14:00 編集
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