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乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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スクリーンが アップ アップ

海堂尊のデビュー作。「第4回このミステリーが凄い」で大賞を受賞、しかも選考から物の数十秒で決定したというから驚きである。なるほど、現役の医師が書いているだけあって、現代の医療の現場というリアリティはビシビシ感じる。更に、個性的なキャラがこれでもかと主人公と読者を悩ませる快作だった。

ちなみに俺は映画を観てから小説を読んだ。ミステリーなので、犯人が分からない方が楽しめると思ったからだが、結果的には映画鑑賞としてはこれが正解だった。まぁ原作ものとしては、良く練って作り上げていると感じる。近年、原作の名前だけを頼って観客を入れようとする作品ばかりで原作者は本当に喜んでいるのか?と思っているのだが、この作品は納得できるレベルと思う。

<GOOD POINT>
1,大きなポイントは小説では主人公の一人(田口)は男であるが、その役を女にして竹内結子が演じていることだ。これは賛否別れるところだが、個人的には良いと思った。理由は、性格的な描写は殆ど変わっていないという点。それと今の竹内結子はとてもスクリーンに栄えるので(女優はそういう時期が必ずあると思う)、起用しがいがあるという点が挙げられる。

2.バチスタメンバーの聞き取り調査の下りは原作よりも映画の方が良くできている・・・と言うよりは映画の見せ方として上手くシナリオを脚色している。例えば、垣谷が自室で米に写経して常に自分の技術を磨いているとか。シナリオは本当に頑張っていると感じた。


<BAD POINT>
1.見出しにも書いたが、とにかく寄りが多い。全体の半分はアップじゃないのか?と思うほどである。アップは感情を高めるのに適しており、クライマックスや重要なシーンでポンと入れるのが普通だが、これだけ多用する作品はあまり記憶にない。更にスクリーンでアップばかりだと見ている方は相当疲れるのである。

2.ラストが長い。クライマックスが終わってからも、だらだら映画が続くのは典型的なダメパターンだが、この作品もその感覚に陥った。球場のシーンは、あんなに引っ張らなくていいし、打ったボールが照明にあたってカラスが飛んでくなんて子供だましみたいな事をやられると折角のテイストが台無しになってしまう。

3.なぜかエンディングテーマにEXILEが歌っているが、全く映画に合っていない!これは、本人達のせいでは無く(ファンが聞いたら良い曲なのだろう)、EXILEを起用した首脳陣が悪いと思う。エンドロールを見ながら余韻に浸りたい俺としては全く映像をたどる事ができない程にミスマッチだった。有名なアーティストの曲を使うことが映画を売るための一つの戦略だと考えているのなら、それは全く違うと言いたい、映画はエンドロールが切れるまでが一つの作品です。
(IE5)

チーム・バチスタの栄光 - goo 映画
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