乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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我が青春、京都にあり!
ちなみに二十歳半ばで東京に出てきた俺にとっても、関西は青春を過ごした土地である。
地元・大阪は勿論、奈良・京都・三重・兵庫・和歌山・滋賀とまぁ関西圏は結構出かけた。
中でもやはり京都は魅力的な街である、歴史好きの俺にとっては寺や名所を廻っているだけであっという間に一日が過ぎてしまうのである・・・祇園で遊ぶのが人生の夢の一つであるのだが、まだ実現には至らない。
という訳で、この「鴨川ホルモー」、作者の万城目学は「鹿男あおによし」のドラマ化で脚光を浴びた若手作家。関西を舞台に、歴史を絡めた摩訶不思議な世界観で若者達の青春を描くというスタイルが得意と思われる。この「鴨川ホルモー」は万城目のデビュー作で、第4回ボイルドエッグズというコンテストで新人賞を獲得している。
とりあえず、京都好きなら思わずクスリとさせられる事は間違いない。逆に全く京都に興味も土地勘も無ければ面白さは半減だろう。鋭い読者は展開が半ばでほぼ読めてしまうが、それでも最後までページを捲る手は止まらないだろう。これを読んだ暁には、すぐに「鴨川ホルモー」のサイドストーリー的小説「ホルモー六景」をお読みいただく事をオススメします。
「ああ、学生時代に戻りたい」
最後に・・・この作品も先日、映画化が決定。いやはや、映像化は難しいと思うけど。
(IE5)
鴨川に謎のスーツ集団が・・・
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