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乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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画像ファイル "http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/9869aebdd0d7afb9e0b59b286d3beb70/1206365222" は壊れているため、表示できませんでした。  65点

こんなパワフルな天才カメラマンがオカンなんて・・・

アニー・リーボヴィッツと聞いてピンと来る人はセレブ通が多いのではないか?俺はこの映画まで、この人の名前は知らなかったが写真を見たら「ああ、これ撮ってた人なんや」という感じだった。それほどまでにセレブ級の有名人の写真を沢山撮っている、映画・音楽・政治・文化、すべてのジャンルにおいて時の人と呼ばれた人物は殆ど収めているのではないだろうか?

なぜアニーはそれほど多くのセレブの写真がとれるのか?それは向こうからアニーに依頼が来るから、もしくはアニーが依頼すると100%(少なくとも映画の中では)OKなのである。年中、世界を股に掛けて動き回っているのに、実は小さい子供(養子?)がいて立派に母親もこなしているのである。このバイタリティ溢れるオカンの凄さがフィルムに刻まれている。

先ほどから連発しているセレブであるが、別にアニーはセレブが撮りたい訳ではない。現に紛争地域の写真も撮っている、逆に目指しているのはそういった写真の精神である。しかし、アニーの写真技術と独創性はセレブな現場、つまり金がかかれば掛かるほどにその力が発揮できるのである。これは映画で確認してもらうか、写真集を買っていただくしかないが、本当に感動的な写真である。こんな写真を見たら、誰でも一度は撮って欲しくなるって言うものだ。アンリ・カルティエ・ブレッソンに影響を受けたと語っているが、なるほど構成力は群を抜いている。

とにかく人物の魅力だけで持つ貴重なドキュメンタリーであることは間違いない。


<GOOD POINT>
1.上記でも書いたが、その写真の素晴らしさである。これは本当に確認してもらいたい。ちなみに写真集を買いたいと思ったが、あまりの値段に諦めました。

2.アニーのヤク中だった時代(60年代後半)の話は傑作である。気付いたら事務所全員がヤクをやっていた・・・ってどんな会社や!その影響であんな写真がとれるのか?とも思ったのは俺だけではないハズ。

<BAD POINT>
1.監督をアニーの妹(バーバラ・リーボヴィッツ)が担当しているからか、アニーの良いところは沢山知る事ができるのだが、悪い所や欠点が全然描かれていない。これはドキュメンタリーとしては魅力が損なわれる。面が有り裏があるのが人間である、エンドロールでやたらとダメ出しするアニーが少し描かれていたが、あれこそが魔性の姿の片鱗だろう。次回作はないと思うが、何かの機会があれば見てみたい。
(IE5)

アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生 - goo 映画
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