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乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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画像ファイル "http://file.okkoto.blog.shinobi.jp/Shall-We.jpg" は壊れているため、表示できませんでした。  87点

近年、最大のヒット作に秘められたモノ

邦画の売上げランキングで言えば「踊る大捜査線 THE MOVIE2(約180億)」だ(ちなみにアニメを入れれば「千と千尋の神隠し」が300億円を超えてダントツ)。そういった意味ではランキング外の作品になるのだが、映画の印象としては近年では一番ヒットした感がある。なぜか?一つは勿論日本アカデミー賞を史上初で全部門獲得した事と、キネ旬を初めその年の賞を総なめにしたインパクトが強かったこと、それとこの映画が公開されたことによって始まった社交ダンスブーム、ウリナリを初めとするバラエティー番組でダンス大会に汗を流すタレント達も記憶に残っている。そして、ハリウッドがリチャード・ギア、ジェニファー・ロペスを起用してリメイク、しかも脚本を全くいじらずに製作しているのだから驚きである。そういった意味も含め、公開後も何かと話題に事欠かずにここまで引っ張ってきた映画は近年公開されたものではこの映画のみである。

ブームになることが全てとは思わないが、観客がいることの裏付けになっていることは間違いない。俺の記憶を辿れば近年、他の映画で社会的なブームが起きたのは「失楽園」と「バトル・ロワイヤル」くらいと思うのだが・・・まぁ期間的にはそれほど長くなかった様に思える。

公開当時に観てかなり面白かった印象があったが、10年以上の時を経て見直すと殆ど忘れてしまっていた。ハッキリ記憶に残っていたのはトイレで杉山(役所広司)と青木(竹中直人)が手を取り合ってダンスを練習しているシーンくらいのものだった。人間の記憶は本当に充てにならない。

<GOOD POINT>
1.この映画の魅力は社交ダンスという珍しい要素と家族と一軒家というサラリーマンの夢を叶えて燃え尽き症候群のサラリーマンという一般人に極めて身近な主人公が美人バレリーナと織りなすラブロマンス(導入部分だけだが)が見事な構成で組まれているのである。簡単に言えば脚本が良いのであるが、「駅前の社交ダンス教室の先にダンス界の最高峰であるイギリスのブラックプールが見えた」という周防監督の着眼点は流石と感じる。

2.改めてみるとクライマックスと思っていた社交ダンス大会は中盤の位置にあった、舞(草刈民代)が再び現役バレリーナに復活する事を決意し、日本を離れる最後のパーティーに杉山が行くのかどうかという事がクライマックスになっている、その事を観てもやはりこの映画は杉山と舞のラブストーリーと言って良いだろう。もう絶対に行くまいと決めた杉山、観客も「もうダメだ」と思わせた時に「杉山さん、SHALL WE ダンス?」の張り紙。この一連のリズムと演出の巧さは勉強になる。

3.杉山の妻・昌子(原日出子)って凄くいい女優と思うんだけど、殆ど映画に出ないので残念でならない。この映画でも本当に良い演技をしているんだけどなぁ・・・こういう癖の少ない正当派女優って最近は逆に少ない。

<BAD POINT>
1.今回初めて気付いたのだが、舞の回想シーンで舞がず〜っとナレーション説明している。さすがに改めて見ると冗長すぎてアラに見えてしまう。草刈民代は女優ではないので、劇中も極力セリフを省いている努力をしているだけに、こんなに回想シーンでじゃべらせるのはどうかと思った。実際に感情の機微が少ない棒読みに聞こえる。

Shall We ダンス?(1996) - goo 映画
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