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乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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画像ファイル "http://file.okkoto.blog.shinobi.jp/E7A082E69982E8A888.jpg" は壊れているため、表示できませんでした。  65点

若者の恋愛にしては重すぎやしないか?

少し前に紹介した予告編に惹かれて結局観てしまった。ちなみに俺は直球の恋愛映画には殆ど心を動かされた事が無い、なぜか?・・・人の恋愛が上手く行こうが行くまいがどうでも良いからである。どちらかというと、恋愛の背景にあるシチュエーションやらカセやらのアイデアに「なるほどこの絶対にくっつきそうも無い状況からどうくっつく?」とか「このまま行くと悲惨な結末しか待ってないがどうなるの?」という一種の謎解きみたいな感じで楽しむ。逆にそういった楽しみ方ができない映画は物語を追う意味では殆ど意欲をなくしてしまい、女優が綺麗とか艶っぽいとか思いながら「ここは脱ぐシーンだろ!日本の女優って相変わらず脱がないな」とか内容とは関係無いところで時間を費やしてしまう。

しかし愛という永遠で不変のテーマが無い映画も存在しない、言うまでもなくジャンルの中で恋愛映画はダントツの製作本数を誇り、大ヒットの条件でもある。スペクタクルとラブストーリーを備えた「タイタニック」は史上最高のヒットを記録した、この企画を立ち上げたキャメロンの考えはこうではなかったか?高額な予算が必要とするスペクタクル映画を撮りたい、しかし数百億の製作費を簡単には引き出せない・・・と、いうことで首脳陣を説得するための要素としてラブストーリーを織り交ぜた映画を提案したと考えたのではないだろうか?

さて「砂時計」であるが、かなりオーソドックスな作りの恋愛映画であるが、それが鳥取の田舎町を舞台に生きる若者像を上手く彩りしていて最後まで意識を切らさずに観ることができた。去年観たワースト映画「恋空」と比べれば、かなり丁寧な作りと言えるだろう。しかし最近の若者は考えが早熟というのかオッサン・オバサンくさいというか、やたらと結婚を意識したがるんやなと思った。中学や高校の恋愛に永遠なんてある訳ないやろ!と突っ込みたくなるが、実際に砂時計は漫画からドラマ化、映画化までこぎつけているのだから言うだけ野暮というものだろう。

<GOOD POINT>
1.学生時代(小学〜中学〜高校)と大人時代(杏=松下奈緒、大悟=井坂俊哉)で俳優が変わるのだが、学生時代の杏を演じた夏帆がやっぱり良い演技をしている。本人が意識しているか分からないのだが、小学〜中学〜高校と段々と大人びていく違いが分かるのだ。高校時代に大悟(池松壮亮)と別れるシーンで手で口を押さえて嗚咽をこらえる手から涙がこぼれていたのだが、ここはグッときた・・・本物の涙であることを信じている。

2.先にも書いたがロケーションが素晴らしい、山も海もとても綺麗で画になっている。おそらく風景に関して合成は無いと思われるので(もしかしたら家から見下ろす棚田は合成かも・・・それぐらいに素晴らしい景色)、まだこうした景色が日本に残っているんだなと感動した。路地裏や駅も風情があり、設定は90年代だが使いようによっては昭和初期でも行けそうなくらいに趣があった。

<BAD POINT>
1.見せ方がオーソドックスなだけに、物語にはもっと捻りが欲しいところ。冒頭の大人時代のシーンですでに杏と大悟が上手く行くことが説明されているのは果たしてどうなのか?もしこのシーンがなければ原作を知らない者としては点数が上がったのかもしれない。あと杏と大悟に絡む藤(塚田健太)と椎香(岡本杏理)の四角関係のもって行き方も想定内で盛り上がりに欠ける。岡本より夏帆の方が可愛いので、結果的に一人勝ちのような印象を受けるのはいかがなものか?

2.母親を最後に見送る玄関シーンと黒合羽を着た五人の男が玄関に立つシーンのフラッシュ(一瞬だけ写る過去シーン)と回想が多すぎる、フラッシュなんてドラマじゃあるまいしあまり使うものじゃ無いと思うが、回想と併せて10回近くも使っていたので「もうええって!」と突っ込みを入れたくなった。しかもここだけ少しオカルトっぽく作っているので全体的になんか浮いている印象を持った。もう充分に杏の傷が深いことは分かっているので、ここを削っただけでも125分の上映時間をかなり短縮できたと思われる。

3.これは決定的と思うが、映画で良いと思われるシーンの殆どが予告編で使われていた。宣伝担当に一言いいたい・・・いくら観客動員するためとはいえ、予告編につかって良いシーンと悪いシーンがあるだろう!セリフにしても同じ事。ある意味で宣伝マンは作り手の思いを汲み取ってやらなければいけないと思う。良いシーンだけを紹介するのは誰でもできる、しかし踏み越えてはならないラインというものがあるハズ・・・少し考えれば分かるはずである。
(IE5)

砂時計 - goo 映画

もう一度、予告編を・・・ここに映画の全てがあった
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恋愛映画
俺も自主的に恋愛映画を観た記憶が殆どない。確かに他人の恋愛など、どうなろうと知ったことではない。なぜ、世の人間は美男美女の恋愛模様がそんなに好きなのか未だに理解できん。骨のある物語やテーマがあってこそ、恋愛要素も映えると思うが。
予告編を観て笑ったが、これはクライマックス集だろう。夏帆のシーンまで観られた。ちなみに夏帆はブレイクするのではないか。
全然関係ないが、今は世知辛い世の中なので若者ほど結婚(生活の安定)を考えるのかもしれん。嫌な時代だ……。
Kiura 2008/05/28(Wed)18:33:28 編集
俺たちの子供の頃は
やっぱり恋愛映画なんて観た記憶もないし中学生とか高校生向けに作られた映画なんて記憶にないなぁ。小学生の頃は「ぼくらの七日間戦争」とか冒険ものに心が躍った記憶が・・・まぁ「ビーバップ」シリーズもあったけど。もっと背丈のあった恋愛映画はないもんかなぁ。だいたい世知辛い世を子供に感じさせる社会ってどうなんやろ?
IE5 2008/05/29(Thu)23:12:16 編集
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