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乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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画像ファイル "http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/9869aebdd0d7afb9e0b59b286d3beb70/1212426074" は壊れているため、表示できませんでした。  35点

霧の正体にオチがつかない・・・なんて馬鹿にしている

既にネタバレ全開なので殆ど書くこともないのだが、まぁこの監督は現時点では「ショーシャンクの空に」だけ滅茶苦茶面白くてあとは水準以下である。タイトルにも書いたが、個人的にミステリーで謎が謎のままで終わる話なんて観客を馬鹿にするのもええ加減にせい!と思う人間なので相当に評価が落ちてしまう。この感覚は以前にもの答えがでて来ないのだが、敵の正体が一切分からずにラストで霧が晴れて「ああ、平和が戻った。目出度し、目出度し」とは9割の人間が納得しないだろう。

もちろん、この話の狙いは極限状態に陥った時の人間の心はここまで醜いモノだという事を描くのがテーマだとは分かっている・・・しかし、そのテーマを確実に観客に届ける為には物語を確実に消化する事をしないと、効果は全く無いといっても過言ではないだろう。

<GOOD POINT>
1.人物の細かい描写を描くことは上手い監督と思う。旧約聖書かぶれのオバハンは観ているだけでむかついてピストルで撃たれたときなんて心で「ナイス!」とガッツポーズが出た。それくらいに演出は長けていたと思うだけに大いに残念なBAD POINTがある。

<BAD POINT>
1.今回の「ミスト」で確信したがフランク・ダラボンは合成を使うことが相当に下手な監督である、これは「グリーンマイル」の時にも感じていた。「ミスト」に関して言えば、役者の演技(動き)とCGで作られた生き物の動きが微妙にずれているのである。例えばでっかい蛾の様な虫が店内で暴れまわっているシーンで、主人公の子供が襲われる間一髪の所で父親が脇に引っ張り込んで仲間が虫を狙撃するという動きがあるのだが、本当に画が合っていなくてガタガタである。そういったカットが結構あって、間違いなくそういった箇所の役者の動きはスローになっていて違和感がありありであった。

2.蜘蛛の化け物が人を繭みたいに巻いて吊り下げている一連のシーンは完璧に「エイリアン2」をパクっている。蜘蛛の糸が酸性であるとか、MPのオッサンが虫に体を突き破られて死にそうになる直前にパクパク喋るところとか・・・例え原作がそうだったとしても、いくらでもオリジナルな撮影ができたハズなのだが全くその気配はなく。この時点で俺は白旗を揚げてしまったのだった。
(IE5)

ミスト - goo 映画
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残念……
「~だけ良くて後はガタガタ」は原作のスティーブン・キングにも言えることで、宗教観などの違いで、さらに日本人には合わないと思う。俺も霧の正体を明かさないのは納得できん。CGもなぁ。でも、同じキング原作の似たような作品で大駄作「ドリームキャッチャー」よりは大分ましだったことは明記しておきたい。ダラボンはイングランディーレみたいな監督か!?
Kiura 2008/06/03(Tue)08:12:39 編集
いい例えだ
「ショーシャンクの空に」はイングランディーレぐらいに衝撃があった。まぁ初監督作品だけずば抜けた人って結構いるんだが。
IE5 2008/06/04(Wed)00:45:44 編集
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