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乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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myst.jpg嫌なものを見てしまった……
完全ネタバレ注意!

ダラボン監督は、所詮ショーシャンクとグリーンマイルしか知らない俺である。高名なショーシャンクはまあいいとして、グリーンマイルは感動作だという定評だがとんでもない。あんな不快指数の高い映画はない。ただし、映画として全く駄目かというとそうでもない。最低限映画には引きずり込まれる。その上で嫌な映像を見せられる。では、今回はどっちだ? いうまでもなく、グリーンマイル方面である。

簡単に言うと、霧と一緒に巨大昆虫風の化け物が襲ってきた町のスーパーに閉じ込められた人々の群像劇である。設定だけ聞くと、なんじゃこりゃ、って感じだ。まあ、スティーブン・キング原作だと言われれば納得。彼は不条理を合理的に説明するなんてことをしない。いきなり触手が「ドーン!」、異次元の扉が開いたんだ、大変だ! 軍が悪い! さあどうする? という内容であり、それ以上では決してない。

この映画、基礎部分はしっかり出来ている。CGに頼っただけのモンスター物でもないし、失笑するようなシーンもない。ちゃんとしたSFホラーサスペンスになっている。痛い描写も多いが観られないほど残酷でもないし(スターシップトゥルーパーズとエイリアンが観られる位なら大丈夫)、ドラマの組み立てもしっかりしていると思う。「この霧の謎はどうやって解明されるのか」ということさえ気にしなければ、ハラハラ出来る。しかし、嫌な死に方をする・人が狂う理由が、「異次元から来たモンスター」なので、いくら出来が良くてもどうしてもひっかかる。

そうなると、「衝撃の15分」と銘打たれたラストに期待するしかないのだが、個人的には、衝撃、と言うほどでもないような気がする。確かに、一見善人風の人々が迎えるバッドエンドは珍しいと言えば珍しいが、何というか、そこだけ狙いすぎの気がした。というか、薄々あのラストを予感させるものがあるので(息子の台詞で誰でも分かる)、ただただ「嫌なものを観てしまった」という感想しか残らなかった。現代アメリカ社会への批判があるようだが、正直、後味が悪すぎる。ただ、後味の悪さにも一定の品質と言うものがあって、駄作だとは思わなかった。

公開映画館が少なく、朝一とはいえ8人しか客が居なかった(しかもオッサンばっかりだった)のは、当初「あのショーシャンクの監督の最新作が不遇に扱われている」と思ったが、さもありなん。この内容では大々的にプロモーションしにくいだろう。取り留めなく感想を書いたが、やたらシラけがちな最近の映画で、鑑賞後に何がしかの感情を想起させると言う意味では中々のもの。おもわず、隣りのオッサンに感想を聞きたくなってしまった。余談だが、最後に、スター・ウォーズのエピソード3以来、久々に映画で拍手する人を見た。その場面とは、唯一スカッとするあのシーンである(観れば絶対分かる)。

追記(6/3):
制作費が1800万ドルと言うことを知った。日本円で18億円、日本映画なら大作クラスだが、アメリカ映画としては(この内容で)低予算ではないか。それがCGの質の悪さに繋がっているのか。ネットでも評価が割れていて(俺(パニック・サスペンス好き視点)とIE5(正統派エンターテイメント視点)でも全然違う)面白い。一般的に映画マニア受けしている気がする。
(KIURA)

評価点:65点(映画館鑑賞)
教師のバアさんが、火炎スプレーで虫を退治するのは唯一の笑いどころ。また霧と言えば、首都消失だが、あれも不条理な内容だった。誰か、この設定で誰もが納得できる科学的説明を付けて欲しい。そういうのが観たい俺の欲求は満たされることがない(アイアムアレジェンド然り)。

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