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乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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hellboy2_poster.jpgダーク・ファンタジーファンに

「パンズ・ラビリンス」で強烈な印象を放ったギレルモ監督のアメコミ原作映画。地獄から召還されたダーク・ヒーローが人間の為に戦うのはデビルマン風の流れ、異形の登場人物が力を合わせて戦うのはX-MEN風だ。ギレルモ監督の良さは、どこか愛惜を帯びた残酷な世界観と独特なクリーチャーデザイン。ダークファンタジー的な色彩と空気感が、他のアメコミ物とは一線を画している印象だ。

ストーリーの根幹は単純だ。最終兵器を甦らそうとする悪の王子を主人公ヘルボーイが阻止する。ただ、要所要所に大人向けのユーモアやペーソスが溢れている。また、それぞれのキャラが立っているのが大変良い。主人公のヘルボーイ始め、相棒の水棲人間(?)、恋人のファイヤースターター、ガス人間の博士等面白すぎ。それらが派手に戦うので純粋に楽しめる。ヒロインの容貌は好みだ。この点はスパイダーマンやダーク・ナイトに勝っていると個人的に断言したい。

惜しむらくはおそらく映画という枠だろう。これだけキャラが立っているなら、日本のアニメのように毎週見たい。いやむしろ、アニメというか戦隊物に近いか。「レッド」「ブルー」と呼び合うのもそれっぽい気がする。そうそう、冒頭の歯の妖精は、ベルセルクの同様のシーンの実写化のようで大変楽しめました。テーマの深遠さではダークナイトには劣るが、俺のようなダーク・ファンタジーファンにはオススメできる作品だ。

75点(KIURA)
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観てない
ヘルボーイもパンズも観てない。KIURA氏が意外に押しているのでチェックしなければいけないと思っているが・・・ちなみにダークナイトのジョーカー役・故ヒース・レジャーは見事アカデミーに輝いた。おくりびとはビックリだったが、ヒースは獲ると確信に近いモノがあった。
IE5 2009/02/28(Sat)20:41:00 編集
見かけはアレだが
クリーチャーの脳に焼きつくデザインに痺れる。相当癖があるが、作家性と娯楽性を両立できているのは立派。
ヒース・レジャーはあの役の為に生まれて来たのかもしれない。ダークナイトは落ち着いたらもう一度観たいが、トゥフェイスはデザインもキャラも嫌いだ。ちなみにおくりびとは観ていない。
KIURA 2009/02/28(Sat)22:02:22 編集
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