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乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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画像ファイル "http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/9869aebdd0d7afb9e0b59b286d3beb70/1206882341" は壊れているため、表示できませんでした。  88点

この緊張感の高さについてこれるか?

前に批評した作品で書いた「マグノリア方式」、点が線に見た目はなっているが中身は全く薄っぺらいという法則だったのだが、この映画は目指す方向は同じでも作品の出来は月とスッポン・・・とにかく素晴らしい作品である。なぜ目指す方法が同じながらこんなに面白いのか?それは構成の立て方を少し変えた事が全てであろう。先に書いたように、マグノリアは点(各登場人物のエピソード)が線(実は同じ世界のなかでの出来事)という形なのだが、バンテージ・ポイントは1つ点から8つの線そして1つ点へという構成なのである。

これは観ないと上手く伝わらないのだが、最初から最後までとにかく緊張感の連続である。一つの事件が解決するまで実際には30分の話しなのであるが、それが様々な視点から描かれる事がこんなにも効果をあげるものかと新たな発見もあった。とにかく観て欲しい一本、いや〜まだまだハリウッドの力は侮れない。

<GOOD POINT>
1.緊張感を高めるために、手ぶれカメラと固定カメラのバランスを7:3ぐらいにしている。問題はその編集である、同じシチュエーションを違う10の視点から描いているのだが、どう見ても1発どりしたフィルムを繋いでいるようにしか見えない。でも事実上、それは不可能なハズ・・・ということは編集で上手く繋げているとしか考えられないのである・・・とすればこの編集は驚異的な仕事をしている。(このコメントは観ないと伝わらないと思います・・・スミマセン)

2.カーチェイスが素晴らしい!カーチェイスの撮影はかなりやり尽くされているアクションで、そんじょそこらのカーチェイスでは観客はなかなか興奮してくれない、しかしこの作品は凄い、アイデアの塊のようなカーチェイスである。カメラワークも素晴らしいのだが、走るルートとかクライシスの入れ方とか本当に練られていて興奮した。まだまだ人間はCGに頼らなくてもこれだけの物が撮れるんだと勇気を与えてもらった。

<BAD POINT>
1.この映画はクライマックス終盤まで95点くらいあったのだが、クライマックス最後の最後で少女が道路に飛び出しすシーンがご都合的な展開と感じてしまった為にマイナスとさせてもらった。そこを覗けば本当に良く練られた構成だったのに残念だ。
(IE5)

バンテージ・ポイント - goo 映画
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