乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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aiko、久々のオリコンNo.1です!
おそらく「ボーイフレンド」依頼の一位獲得ではないかな?まぁ何にせよ、33才の女性シンガーという事では結構希少なミュージシャンになってきたんではないかと感じる。まぁ個人的には「たまに食べたくなるなるケンタッキー」という感じで、最近は、ふと聞きたくなる時があるという存在になってきた。まぁ、シングルもこれで25枚目ですか・・・感慨深い。これからも息長くお願いします。
(IE5)
<milkは俺の好きなアップテンポの曲です>
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(KIURA)
名牝二強の時代に幕
残念なニュースが飛びこんだ。まさかの引退である・・・個人的には未だにウォッカより強いかもと思っており、大好きなタキオンの子としても活躍を楽しんでいた。しかもG1四勝を含む12戦8勝、2着4回のパーフェクト連隊は素晴らしいの一言。競馬人生のなかでも最強牝馬と位置づけていただけに残念だ。繁殖牝馬として第二の人生を送るが、スカーレット一族の立派な後継者を期待したい。
ダイワスカーレットの魅力は逃げて影を踏ませないというレース運び、かつてのサイレンススズカと戦う事ができるならどっちが勝っただろう?と考えても仕方が無いことが頭をよぎる。エアグルーブ級、いやそれ以上の牝馬が競馬界を引っ張ってきた一時代はこれ以降やって来ないかもしれない。とりあえず、残ったウォッカにはもう一暴れしてほしいと願うばかりである。
(IE5)
<2着に敗れたが、やはり秋天は語り継がれるベストレースだろう>
年老いたピエロ、列車事故、死体の消失、老人の突発的殺人など、不可解な謎を追っていくミステリー。偶然、松本清張の後に読んだのだが、著者が社会派ミステリーを宣言していて驚いた。確かに、社会問題は扱われているが、時代の違いか文化の違いか、あまりリアリティを感じ取れない。決して描写がいい加減という訳ではないのだが、時代感覚がずれていて、「砂の器」と同じような微妙な違和感を覚える。社会派ということで、俺の大嫌いな「本格」にありがちな「トリックを成立させるために考えた殺人現場」という印象は薄いが、社会問題と融合しているとは言いがたい。水準レベルは楽しめるとは思う。<55点>
椎名誠が創刊に深く関わり、今も刊行されている書評誌「本の雑誌」成立の過程を描いた物語。ドキュメンタリーとエッセイの混じったような不思議な構成になっており、「椎名誠が昔の様子を思い出して書いた」というのが正確な表現なのかも知れない。「本の雑誌」成立の面白さもあるが、椎名誠がサラリーマンからいかにはみ出していったかという様子の方が面白い。いかにも適当に生きていたようでもあり、何かの情熱に突き動かされていたようでもあり、スラスラ読める。ただし、物語にはっきりとした起承転結はなく、突然終わる。実は「哀愁の町に霧が降るのだ」から続く椎名の自伝的小説の一部に属する小説なのだ。この話は「新宿熱風どかどか団」に続く。先に「哀愁~」などを読んだ方がいいだろう。<55点>
前述の通り、本の雑誌血風録に続く「本の雑誌」に関わる椎名誠の物語が描かれている。血風録よりは、小説に近くなっている気がするので読みやすくなっている。「本の雑誌」が波に乗り始め、そして黒字倒産の危機に陥るあたりまでが描かれているが、前作同様明確な起承転結はない。これは、椎名誠という人物をめぐる100冊以上のエッセイや私小説やSF等の一端に位置するもので、椎名誠を構成する物語のごく限られた一部分を埋めるものである。要するにファン以外はあまり面白くないのではないかと思う。文章は読みやすいので、肩の力を抜いて楽しむ読書には向いている。<50点>
再起を目指すボクサーと、その周囲に集うプロモーター、トレーナー、恋人、ライバル等の姿を描くドキュメンタリー。作者の役割はプロモーターで、その視点から物語が書かれているので、私小説的でもある。何かを成し遂げようとして、中々それが出来ない男たちのしぶとい戦いの物語だ。基本はドキュメンタリーで先が読めないが、ひとつのテーマがそれを貫いているので散漫な印象はない。硬質な文章だが、書き手は「深夜特急」の沢木耕太郎である。この題材で面白くないはずはない。特に20代後半から30代の人間が感じる「ある種の人生に対する飢餓感」が克明に描かれている。先が読めず、とにかく面白いのでオススメだ。ちなみに「クレイになれなかった男」(「敗れざる者たち」所収)の続編的な位置づけなので、先にこちらを読むと冒頭の台詞の意味がよく分かる。<80点>
椎名誠のSFはいわゆる三部作(アドバード・水域・武装島田倉庫)が金字塔とされているが、それ以降も同じテイストを持った作品は発表されている。これもその系譜につながる一つだ。武装島田倉庫の平行世界のようだが、微妙な相違点もある。「ひとつ目女」と来て、武装島田倉庫の最初のエピソードを思い出せる椎名SFファンであれば、十分楽しめる内容となっている。ただし一般的な冒険小説でもなく、娯楽小説でもない「奇妙な話」なので、万人向けでないのは明らか。物足りなさもある。「武装島田倉庫」のリアリティと虚実のしびれるような融合はもう二度と味わえないのか。この感想は椎名SF好きなら共有できるはず。<65点>
(KIURA)
孤高の天才は正しくサムライだった!
ジェフ・ベック・・・そう、ロックの世界三大ギタリストの一人である。ちなみに、あと二人はエリック・クラプトンとジミー・ペイジ。まぁロックに興味が無い人には「?」だと思うが、まぁ俺にしてみると神様の一人なのであります。個人的にはジミー・ペイジが一番好きなのだが(レッド・ツェッペリンよ是非再結成ツアーで来日を!)、ジェフ・ベックも大好きだ。ちなみにクラプトンはソロになってからはあまり聴いておらず、どちらかというとヤード・バーズとかクリーム時代の方が好きである。その中でジェフ・ベック・・・彼は正しくギター道という一つの道を生涯を通して探求しつづけるサムライみたいなギタリストである。インストアルバムも多くて、意外に取っつきにくい感じがするが、ヤード・バーズとかジェフ・ベック・グループ時代の曲を聴くとキャッチーなフレーズも多いので機会があれば一度チェックしていただればと思います。
そんな俺であるが実物を見たことは三人はおろか一人もございません、緒戦はしがない貧乏人、数年に一回の来日でしかも高額チケットなど買う気すら起きなかったのだが・・・なんとひょんな事から只でチケットをいただくことができたのであった!おお、神様っているんですな。ちなみにチケット代は¥10,000である。しかも席が1階の15列目くらいで近い!神のギターさばきが目の前に・・・妄想が爆発しつついそいそと横浜へ向かった。
ステージはいたってシンプルで、幕も釣り看板もなければパンチシートすらないというモノ。照明もムービングもなく、いたってオーソドックスな感じだった・・・が、音を聞けば納得。どうやったらあんな音がでてくるんだろう?と不思議になるくらいに、厚みがあって深みがあってロックであった。要は、音楽が最高だったら飾りや特殊効果などは邪魔にしかならないんだと教えてくれました。
注目はバックをつとめたベーシストの女の子(写真に出てる子)、タル・ウィルケンフェルド/Tal Willkenfeld っていうオーストラリア人なんだが、なんと若干23歳!これが上手いし、笑顔が可愛いし、本当に魅力的なプレイで楽しませてくれた。やっぱり世界は広い!彼女を見つけたジェフ・ベックもやっぱり凄いわ。という訳で感動のライブは途中のノイズ・アクシデントも含めて2時間足らずで終了!もう少し見たかったが、これ位が丁度良いのかもしれない。しかし、ジェフ・ベックって65歳か・・・参りました。また会える日を楽しみにしております。
(IE5)
<彼女が向こうのニュース番組?にゲスト出演していた時の映像>