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乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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reap.jpgイナゴ少女という発明

最後まで観ても基本設定が良く分からなかったが、簡単に言うとサタン復活の兆候である10の禍を、科学で解明しようとやってきた教授(ヒラリー・スワンク)が調べていくうち、何とそれらは全て本物だった、というお話である。サタン!? 悟飯の義理の父のことではない。これはキリスト教的世界観を背景としたオカルトホラーである。

それは知っていたが、思わず観てしまったのは、科学で解明する(MMR的発想)という部分に一縷の望みを持ったこと、ヒラリー・スワンクがまさかそこまでB級ではないだろうということ、そして、イナゴ少女である。結果的には、第1の望みと第2の望みはあっさりと裏切られたが、イナゴ少女はある意味期待通りだった。

冷静に考えると、あまり殺傷能力のないイナゴを操ってどうする? と、思うのは確かだが、これがハチ少女や蛇少女だと楳図かずおになってしまう。イナゴに強烈なインパクトがあるからこそ、文化の違いや宗教観の違いを実感できるのである。

ラストも予想通り、「サタンを身ごもってエッ!」パターンである。これはもうこういう話の絶対の決まりごとなのかと思うぐらい予想通りだ。ヒラリー・スワンクは存在感があっていい役者だと思うが、それとイナゴ少女のインパクトだけで引っ張るのが無理がある。個人的には「怪奇現象を科学で解明」する話が観たかったが、宣伝部苦悩の大発明「イナゴ少女」が笑えたからよしとしよう。ちなみに残酷描写は控え目な上品な作品でした。

評価点:40点
しかし、10の禍のほとんどが、神の罰というより、「神の嫌がらせ」なのはどうしたことか。
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