乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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等身大に戻った日本のディーバ
全米に進出した頃の宇多田ヒカルは苦手だった、前の旦那の影響も大きくあるのだろうけれどセレブがちょっとした勘違いしてますよ・・・的な、なんといったらいいのか?おそらくファンの事よりも自分の事が大事に扱っているような仕事ぶりだった。という訳で、しばらく宇多田ヒカルからは遠ざかっていたのだが世間的にも同じ様な印象があったのだろうか、シングルもアルバムもかつての爆発的な売上げを示さなくなった。しかしながら、売れる=良い曲だとは限らないのがこの業界。今回のアルバムは完全復活といかないまでも久しぶりに納得いく出来映えだった。
結構、CMやらにタイアップしていた曲が多いのかと思えば半分くらいだろうか?やはり劇場版エヴァの主題歌になった「Beautiful world」と大友克洋が描いたカップヌードルのCM曲「Kiss & Cry」が際だつのだが(ちなみに同じくCMに起用された「FREEDOM」が入っていないのが非常に残念!)、やはり宇多田と近未来的なSFの世界は非常に合うと改めて感じた。もうこの手の主題歌は電気グルーブと宇多田ヒカルだけでいいんではないかとさえ思えてしまう。益々、これからもこの分野での活躍を祈りたい。
まぁ個人的には結婚前の三作品(「First Love」「Distance」「Deep liver」)はどれも気に入っている。問題はそのあとだったのだが、漸くこの作品で復活の兆しは見えた。特に感じたことは、前に感じていた嫌みな感じ・・・まぁ分かる人だけ分かればいいのよ的な曲は無かったように思えた。何より以前より身近な雰囲気を漂わせていると感じるのは俺だけだろうか?とにかく宇多田はまだまだ若い(なんとまだ25歳!)、次回作にも充分に期待したい。
(IE5)
宇多田ヒカル HEART STATION - goo 音楽
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