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乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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beet.jpg超ハイテンションだ!

実は密かにクラシックを聴く趣味がある。と、いっても音楽的な知識はほとんどない。普通のポップスとほぼ同列に聴いている。考えてみればクラシックも作曲された当時はメインストリームだったわけで、気軽に聞くのもいいんじゃないかと思う。

クラシック音楽は、約15年前に買った「THE GREAT COMPOSERS」という全65巻のシリーズ(いまのディアゴスティーニ商法の走り)でメジャーどころは大体聴いたので、これに沿って順番に紹介していきたい。余談だが、このシリーズは結構文章もしっかりしていて今読んでも面白い。

さて、第1回目は、誰もが知っているクラシックナンバーワンと思われるベートーヴェンの「運命」を紹介だ。実はベートーヴェンはそれ程好きではないというか、はっきりとキライな曲もあるのだが、時々ビックリするほどカッコイイ曲がある。これもその一つ。冒頭の「ジャジャジャジャーン!」ばかりが有名で、このフレーズで(笑)となってしまうかもしれないが、それは勿体ない。

実はこの有名な第1楽章、超ハイテンションである。7分間全くだれる所がなく、今で言えばかなりのアッパーチューンで実に力強く攻撃的なのである。聴いているとテンションが上がりまくる。ま、短調なんで明るい曲ではないが、思わず「やったろか!」と意味も無く叫んでしまいそうなエネルギーに満ち溢れていて魅力的だ。第2、第3、第4楽章も聴き所は多いが、まずはこの第1楽章だけでも聴いてみることをお薦め。

有名な話だが、ベートーヴェンは聴力を失って、しかも生涯独身だった。伝記を読む限りそれ程幸せそうな人生じゃない(もっと悲惨な作曲家も多いが)。幼少より抜きん出て、死んでから200年も経とうかというのに「楽聖」と称えられ、CDも出まくりの人でもこれである。俺のような凡夫の人生など何をかいわんや、である。しかし、日々運命と闘争することに関しては、スケールや状況は全く違うとしても、ベートーヴェンも俺も似たようなものじゃないかとも思う。それでもベートーヴェンは曲を書いた、じゃあ、俺はどうするのか!? そんなことを考えたりもした。

とにかく、200年経っても色あせないクラシックの楽曲にはかなりの埋蔵エネルギーがある。それを少しでも紹介していきたい。
(KIURA)

交響曲第5番ハ短調《運命》:お薦め度80点
◎CDもいいがぜひ生のオーケストラで聴きたいところ。一楽章があまりに印象的過ぎて、残り3楽章の印象がやや霞んでしまう。それにしてもよくこんな曲を書いたなぁ。
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