乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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前回は鼻から麺が逆流するくらいまずいSpa王(記事)を紹介したが、今回は、やや角度を変えて「レンジで作る」というコンセプトのどん兵衛を紹介だ。
まずは開封。麺とレトルトの具と液体ソースが2種類。基本的には全てカップに投入する。目新しいのは、麺に濃縮液体ソースをかけて、上から水をかけること。この商品的には必要なアクションだとは理解できるが、冷たい水のかかった麺のいかにも不味そうな佇まいはどうだ。早くも俺の希望の灯は消えた。
さらにレトルトの牛肉が、いわゆる「シーチキンビーフ(シーチキンのような歯ごたえと味の牛肉)」で、値段的には頑張っているとはいえ、味の展開が予想できた。とはいえ、これを食わねば今日の酒のアテはない。軽くフタをかぶせて、レンジに投入。そして、待つこと7分。7分!? カップヌードル2食とさらにクイックワン(明星・販売停止)1食が作れる時間だ。いくら煮込みがコンセプトとはいえ、5分を超えてはもはやインスタントとは言えまい。
そして、堂々の7分調理を経て、うどん完成。異常に熱くなった容器を机に移しておもむろにすする。
「うまい!」これは意外なことであった。散々、不味そうな前振りがあったせいかもしれないが、麺にちゃんとコシがあって食える。これに比べれば湯で戻すタイプは、本物を知らない野蛮人の食い物と言える位だ。麺好きの僧侶ならこれで開眼できよう。感動した!(演出上の表現)
冷静になると、ダシのレベルやシーチキンビーフの味はこれまで通りなのだが、麺にコシを求める俺としては大変満足の行く結果だ。逆に言えばここしか褒めるところがない。これと7分の調理時間と250円と価格をトレードオフできるかどうかがネックだが、見つけたら一度食べてみてはどうか。
余談だが、これはコンビニでは販売していない(と思う)。少なくとも近所の店では売ってない。価格が250円ということもあり、モロにコンビニの主力商品とかぶっているためだと思われる。コンビニ商品も、ゼラチン状の汁などいろいろ開発されているが、この値段でこのコシを出されては対抗できまい。特に、オリジナルブランドラーメンを押し通そうとするセブンイレブンの姿勢には疑問を感じる。同じようなオチで恐縮だが、こんなことに疑問を感じる前に、自分に問いかけなければならないことが山ほどある気がするのでこの辺で終わる。
評価点:70点(うどんコシ派にお薦め)
>>公式ページ
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一年に一度の無駄な作業ですが・・・
ちょっと今日は趣向を変えて上記の様なタイトルで行ってみたい。
まぁプロ野球の予想ほど無駄で意味のない作業なのだが、開幕直前にやらなかった事は一度も無い。ちなみに私は現在、暗黒時代をひた走っている弱小・広島カープのファンである。そこのあなた笑わないでいただきたい。ファンとは負けても声援を送るもの、そう未来にあるはずの勝利に向かって・・・というわけで各球団の戦力を分析。ちなみに予想はペナントレースのみ、クライマックスシリーズは時の運が働くのでここでは割愛させていただきます。
並びは去年の順位
<巨人>
ラミレス、グライシンガー、クルーンという各球団の主力を根こそぎもぎとった大補強を今年も行っている。金のある球団なんか!と言いたくなるが、現状のプロ野球制度は金持ちが有利に働くシステムなのだ。普通にいけば断然ぶっちぎるハズだが、いつもの如くメタボ打線が機能しない可能性も充分ある。
<中日>
オレ流がすっかり浸透したのか、ここ数年で一番安定した戦力なのがこのチーム。滅茶苦茶に地味だが、このチームは投手力がずば抜けていると思う。しかし山本昌は年だし、川上も一時期の安定はない、抑えの岩瀬を初め北京五輪にごっそり持っていかれた時にどう戦うかがカギか。
<阪神>
我がカープからFAした新井が加入した事が今年の目玉の阪神。ここ数年はAクラスと強さを見せているが、頼り切っていた金本はケガからまだ本調子には程遠い、しかも40歳という年齢は鉄人にも用意ではないだろう。お家芸のJFKリレーも昨年あたりから綻びが見え始めた。意外に苦戦を強いられると見ている。
<横浜>
昨年、名将・大矢監督が復帰して息を吹き返した横浜。開幕投手が確定していた三浦が体調を崩し登板を回避するアクシデントがあったが、さほど影響は無いだろう。ここも投手陣がカギを握るが、球界最年長ピッチャー工藤には荷が重すぎるだろう。オープン戦の防御率はワーストの4.83、これではきついだろう。
<広島>
我がカープも不安材料はある、去年から抑えの切り札として起用している永川が開幕直前に滅多打ちされて2軍落ちである。しかし、永川の実力を殆ど信用していないオレとしては代わりに抜擢されたコズロースキーという謎の外人の方が期待度はでかい。FAでいなくなったエースと4番を埋める為に小銭をはたいて頭をつかった大補強。半分くらい知らない選手になってしまったが頑張って貰いたい。
<ヤクルト>
このチームも広島以上につらい年越しを送った。古田は引退、高津は後味悪く退団し、石井もFAで西武へ、先に書いた主砲・ラミレスと最多勝投手・グライシンガーは巨人に流れたという大惨事。3ヶ月で同じ戦力を望む方が酷である。このチームの首脳陣と編成担当は全く何を考えているのか分からない。
・・・というわけで。
<予想>
1.中日
2.巨人
3.広島
4.阪神
5.ヤクルト
6.横浜
としました。おい、なんで広島が3位やねんと突っ込まないでください。毎年1位にしているんから・・・今年は殊勝に予想してみました。
明日からセ・リーグ開幕です!
(IE5)
ミスター赤ヘル「山本浩二」のホームランです!
大阪のテイストを狙う映画はバランスが大事
「かぞくのひけつ」は2006年度の監督映画協会新人賞を受賞した作品。つまり2006年に封切りされた映画なのだが、封切った映画館が大阪・十三の第七藝術劇場。東京の公開は2007年末、俺が観たのは今年に入ってからだった。そう!もうお分かりの通り、この映画は200%の大阪映画である。舞台は十三、役者もほぼ100%関西人を揃え、元・吉本の超カルト芸人だった大空テント(いまの芸名はテントのみ)を起用している時点で関西人には「おおっ」という声が上がるかもしれない。何せこの映画を監督した小林聖太郎は、あの上岡龍太郎の息子なのである。いやはや納得せざるを得ない。
ちなみに、小林監督はお笑いの道をかじっていたかは不明だが助監督としてのキャリアを充分に積んだ人物である。親の七光りなど微塵も感じさせない生き方は素晴らしい。で、肝心の映画であるが初監督作品らしいパワーとテンションの力業として成立している。やはり大きいのは関西弁になにも違和感が無いこと、これが本当に素晴らしい。大阪に限らず地方ものの映画を撮る時は、当然方言指導者がスタッフとして入るのだが、やはりそこで育った人間の方がイントネーションやテンポ、息継ぎからジェスチャーまで上なのである。この関西人で主役から脇役まで固めるという手法は是非とも参考にしたいキャスティング方法である。
<GOOD POINT>
1.いかにもコテコテの関西という演出を一切していないのが良かった。「探偵ナイトスクープ」の影響なのか、何かを勘違いしているのか、大阪人を異星人扱いしている映画まであるんだからどうしよもない。大阪人も人間ですよ。話はそれたが、小林監督は大阪人の機微という物をしっかり持っている演出だと感じた。これは大事な事です。
2.谷村美月という女優に注目した。おそらく、いや絶対にまだ10代だろうが、未来の演技派女優の可能性をみた。なんというか顔で押すという美人タイプではないのだが、色んな女を演じれそうな顔なのである。まぁ、既に色々と映画も出ているのだが、今後もチェックしてみたい。
<BAD POINT>
1.テントと主人公がクスリのネタで絡むシーンがあるのだが、ここだけ滅茶苦茶にくどい!やはり初監督として遠慮したのか、テントの暴走を食い止められなかったのか、残念である。ここから急にテンションが落ちてしまった事が悔やまれる。
追記:ちなみにテントの歌う「生駒山」という歌を聞いたことがあるが完全な迷曲である。機会があればもう一度、聴いてみたい。
(IE5)
かぞくのひけつ - goo 映画
これが本当の芸術家というものか!
まずタイトルを確認していただきたい「わたし大好き」である。このおばちゃん・・・いえ、草間彌生という自称・前衛芸術家という人物は日本が代表する世界規格の芸術家である。映画でも紹介されているが、絵画からオブジェまで創る物の殆どが水玉模様なのである。まぁはっきりいって彼女の芸術の良さは分からないというのが正直だが、この映画が伝えるのは「草間彌生って本当に自分が大好きなんですね」という一点である。
まぁこのおばさんは、自分を褒めまくる、自分の作品に心酔していまう、「私って天才」とか「この作品、涙がでちゃう」みたいなセリフはバンバン出て来る。こう書くと只のイヤミなおばさんで終わってしまうのだが、最初から最後まで会場は爆笑の渦だった。おそらく一つの要因は監督が常識外れの質問を連発することだ、見ているこっちがハラハラするほどに爆弾クエスチョンを連発する。普通なら怒るだろ!と思う質問も感覚がズレにズレているおばさんには普通の会話に聞こえるようだ。逆に気を遣った質問に切れることが多い。
ここまで書いてもこの映画の魅力は半分も伝わらないだろう。やはりドキュメンタリー映画は水物。実際に見ていただいて体感していただきたい。全く泣けないが、笑えます。
<GOOD POINT>
1.もう上記に書き尽くしたが、この変なおばさんを堪能して欲しい。それだけです。
<BAD POPINT>
1.草間彌生はどうやら幼いときから精神的な病に冒されているみたいなのだが、映画の中ではホントに数秒だけそれが分かるのみ。やはりここも盛り込んで欲しかった、もしかしたら人間的な一面が感じ取れる箇所だったかもしれない。何度も言うが、やはりマイナス面は必要なのである。
(IE5)
≒草間彌生〜わたし大好き〜 - goo 映画
こんなパワフルな天才カメラマンがオカンなんて・・・
アニー・リーボヴィッツと聞いてピンと来る人はセレブ通が多いのではないか?俺はこの映画まで、この人の名前は知らなかったが写真を見たら「ああ、これ撮ってた人なんや」という感じだった。それほどまでにセレブ級の有名人の写真を沢山撮っている、映画・音楽・政治・文化、すべてのジャンルにおいて時の人と呼ばれた人物は殆ど収めているのではないだろうか?
なぜアニーはそれほど多くのセレブの写真がとれるのか?それは向こうからアニーに依頼が来るから、もしくはアニーが依頼すると100%(少なくとも映画の中では)OKなのである。年中、世界を股に掛けて動き回っているのに、実は小さい子供(養子?)がいて立派に母親もこなしているのである。このバイタリティ溢れるオカンの凄さがフィルムに刻まれている。
先ほどから連発しているセレブであるが、別にアニーはセレブが撮りたい訳ではない。現に紛争地域の写真も撮っている、逆に目指しているのはそういった写真の精神である。しかし、アニーの写真技術と独創性はセレブな現場、つまり金がかかれば掛かるほどにその力が発揮できるのである。これは映画で確認してもらうか、写真集を買っていただくしかないが、本当に感動的な写真である。こんな写真を見たら、誰でも一度は撮って欲しくなるって言うものだ。アンリ・カルティエ・ブレッソンに影響を受けたと語っているが、なるほど構成力は群を抜いている。
とにかく人物の魅力だけで持つ貴重なドキュメンタリーであることは間違いない。
<GOOD POINT>
1.上記でも書いたが、その写真の素晴らしさである。これは本当に確認してもらいたい。ちなみに写真集を買いたいと思ったが、あまりの値段に諦めました。
2.アニーのヤク中だった時代(60年代後半)の話は傑作である。気付いたら事務所全員がヤクをやっていた・・・ってどんな会社や!その影響であんな写真がとれるのか?とも思ったのは俺だけではないハズ。
<BAD POINT>
1.監督をアニーの妹(バーバラ・リーボヴィッツ)が担当しているからか、アニーの良いところは沢山知る事ができるのだが、悪い所や欠点が全然描かれていない。これはドキュメンタリーとしては魅力が損なわれる。面が有り裏があるのが人間である、エンドロールでやたらとダメ出しするアニーが少し描かれていたが、あれこそが魔性の姿の片鱗だろう。次回作はないと思うが、何かの機会があれば見てみたい。
(IE5)
アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生 - goo 映画