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乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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holy.jpgただの不良漫画ではない

ホーリーランドは、学校でいじめられていた主人公が、不良たちと戦う中で成長していく物語。ただ、成長といっても一般的な健全なスポーツ漫画とは違う。スポーツではなく、ストリートファイトという暴力を舞台にしていることを生かし、強くなる=成長ではなく、それが破滅にも繋がっているという所が魅力的だ。

弱い主人公が強い敵と戦いながら、時には打ち倒し、時には仲間となりながら物語が進む所は王道の少年漫画ストーリー。しかし、作者の実体験も交え、そこには無邪気な喜びがない。弱者が強者を倒すというカタルシスは十分にあるが、その後にさらに深い闇が待っていたりする。登場人物たちも、皆そういう危うさ、脆さを持って描かれている。

僕の好きな「はじめの一歩」というボクシング漫画と比べると、どちらも同じような弱かった主人公が成長していくのに、こちらの方がずっと苦いというのが面白い。どちらも登場人物の心理描写を特徴とし、どちらもお話に深みがあるのだが、その質が全然違う。ホーリーランドが優れているのは、不良漫画、スポ根漫画の枠を超えて、なにやら人生の深淵を覗いているような気がするところだ。つまるところ「生きるとはどういうことか」というテーマを内包しているように思う。

そんなことを考えなくても、ストーリーそのものも良く出来ていると思うのですんなり読める。表紙は多少癖があるが、絵も見やすい。不思議と心に残る作品である。

評価点:80点(但し9巻まで読了時点)
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ティム・バートンよ、おごりが見えたぞ!

ティム・バートンの映画は個人的に当たり外れの落差が激しい監督である。評判の高かった「シザーハンズ」や「チャーリーとチョコレート工場」は好きだが「スリーピー・ホロウ」は全く駄目であった、あの首無し騎士に驚喜するファンは多いのだが・・・。ティム・バートンの世界観は突き抜けている、もし一人だけ、頭のイメージが覗けるならティム・バートンと指名したいほどだ。画もしっかりしているし、構成力も相当に高い。それだけの能力を備えていると知っているだけに、好き嫌いを除いても、この映画は完全なマスターベーション作品と呼べるのでは無いのだろうか?

ジョニー・デップを使っていれば何をしても良いと思ったか、前作「チャーリーとチョコレート工場」の成功の見返りに何をしても良いと思ったか。とにかく、 この作品にはティム・バートンのおごりが見えるのである。どれだけ巨匠になっても常に観客に見せるという意識は失わないで貰いたい。
ちなみに上映後に後ろのおばちゃん連中が気持ち悪そうにハンカチを口に充てながら「チャーリーと全然違う・・・」という言葉をもごもごと発していたのが痛々しかった。

<GOOD POINT>
1.やはり独特な世界観を見事に映画に表現できている。原作もので演劇でも激賞された物語らしいのだが、フリート街というなんとも言えない不気味な街を作りあげている手腕は流石である。

<BAD POINT>
1.ティム・バートンはとにかくカミソリで喉をかっ切るシーンを遣りたかったと思う。一般市民が何人も切られて行き、血も音楽の乗せて飛んでいく。でもこれだけだったらスウィーニー・トッド(ジョニー・デップ)は復讐に燃える男というよりもただの殺人鬼にしか見えない。完全なスプラッター映画である。例えジョニーが大好きな人間が見たとしても感情移入は難しいだろう。

2.ミュージカル映画仕立てになっているが、音楽部分が多すぎる!殆ど音楽に乗せてセリフが交わされていくので物語りとして進んでいかないのである。おそらくセリフ:ミュージカルセリフ=3:7ぐらいだろうが、せめて6:4には収めて欲しいところ。音楽自体はとても良いのに「また歌かよ」と最後は辛かった。これも演劇から受け継いでいるからだろうが、ここを料理していないのは手抜きである。

3.主人公がピンチに陥らない。全部、敵の方から罠(理髪店のソファ)に掛かりにやってくるのである。こんな簡単な復讐劇はないだろう。のどを切り裂くにしても敵の陣地にどうにか入り込んで、色んな困難を乗り越えた上で実行しないと・・・復讐が果たせた時に全くカタルシスを得る事はできなかった。

結構辛辣な事ばかり書いたがティム作品には期待しているのである、次作に期待したい。
(IE5)

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 - goo 映画
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デビュー10周年、通算8枚目のアルバム完成!

aikoを初めて見たのは10年近く前の大阪のライブハウス。2枚目の「桜の木の下」が発売された頃で「花火」「カブトムシ」「桜の時」と続いた強力シングルの上で確実にブレイクした感がありチケットは即刻ソールドアウト。どうしてもライブを見たかった俺は、色々と四方を飛び回り確か前から20人以内に並べるチケットを入手していたかと思う。開場と同時になだれ込みステージに齧り付き目の前で飛び跳ねるaikoの歌とパフォーマンスに衝撃を受けた事が今まで追い続けている原動力となっているのは確かである。でもあのステージは素晴らしかった。

というわけで個人的には今のaikoも好きなのだが、やはり当時のジェットコースターの様な変な転調をアップテンポに乗せた楽曲が一番好きだ。女心を歌うその歌詞と絶妙な艶の声、それもaikoの魅力であることは間違い無いのだが、俺はやはりこのアップテンポの変な転調こそaikoのaikoたる魅力と思う。

そういう意味では今回のアルバムは期待した曲はあまりそういった曲は見受けられない。シングル曲を覗けば全体的にミドルからバラードが多い。まぁ、時代が移る様にアーティストも変化していくのは仕方ない、何せ全部を作詞作曲しているのだ・・・しかし、聴く方は一番良かった頃と比較してしまうのは仕方がないことか。

<オススメ曲>
オープニングの「You&Me both」〜「秘密」への流れは導入部分として良い流れ。aikoのアルバムはどれもオープニング曲は素晴らしい「オレンジな満月」「愛の病」「飛行機」「マント」「熱〜彼の落書き」「青い光」「「シャッター」なんかは俺もお気に入りだが、これらを集めて一つのアルバムにできるんではないかと思うぐらいに名曲が揃っている。格言を付けるなら「aikoは1曲目を聴け!」である。

あとバラードだが、アルバムタイトルになっている「秘密」と「ウミウサギ」も聴かせる。特に「ウミウサギ」のラストの節回しは絶品である。
まぁシングルも「シアワセ」「星のない世界」「横顔」「二人」と4曲も入っているので、チェックしてなければより楽しめるだろう。

最後に、結局は俺の部屋で既にヘビーローテーションになっている事を付け加えておこう。
(IE5)

今回もaikoのアルバム発売のCMは凝っています。
画像ファイル "https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/9869aebdd0d7afb9e0b59b286d3beb70/1207300370" は壊れているため、表示できませんでした。  70点

怖い・・・怖すぎるぞ!しかし良く解らない。

本年度のアカデミー賞、作品賞・監督賞・助演男優賞・脚色賞の4冠を獲得した作品。兄弟監督としては史上初の栄冠に輝いたコーエン兄弟、実はハリウッドは兄弟監督が多く(ファレリー兄弟やウォシャウスキー兄弟など)評価も高い、才能が倍の効果を生むのだろうか。

さてこの映画、最初から最後まで殺人鬼を演じたハビエル・バルデムの作品である。もうとにかくこの男は怖い、殺人を犯していなくても怖い、喋っているだけで怖い、歩いているだけで怖いのである。ラテンの二枚目として人気がある俳優らしいが全くそのニオイは消されている、本人が「あの髪型だけは嫌だった」と語っていたヘアスタイルだけが唯一人間らしさを保っている。

それで全体的な評価だが、どうもラストが肩すかしを喰らったような印象だ。個人的にコーエン兄弟の作品はあまり好きなタイプでは無いのだが、その理由にストーリーに重きを置いていないと感じることが大きい。どの映画も観客の感情を高ぶらせる為にとてもレベルの高い演出がされている、その為に序盤からラストに掛けては本当に緊張感が漂うのである。しかし終わりはいつも尻切れトンボでカタルシスが発生しないのだ。コーエン兄弟の生理的な問題もあるのだろうが・・・。

しかしトミー・リー・ジョーンズは良い役者である、これ程の役者が缶コーヒーのCMに出ている事は奇跡だろう。

<GOOD POINT>
1.ハビエル・バルデムの恐怖を体感せよ。個人的には牛のイメージだが、人を殺すことに対する感情が無い殺人鬼は映画で沢山見てきたが、それよりも一段上に行ってしまった殺人鬼である・・・上手く説明できないが。

2.画の構成が素晴らしい。コーエン兄弟の映画は何が素晴らしいといえば画の構成である。どの場面を切り取っても写真集に出来てしまうほどに画作りが上手い。アップも顔だけのよりではないし、引きの画も非常に意味のある画になっているのである。気を付けて見て欲しい。

<BAD POINT>
1.とにかくラスト・・・意図的に解りにくくしているとしか思えない。でもそれが玄人の批評家たちが支持している所でもあるのだが。個人的には分からない映画でも気持ちよければOKと思っているし、そういう映画は沢山ある。

2.殺人鬼と対決する男を演じたジョシュ・ブローリンだが、金を手に入れて一旦家に帰った晩のシーンでなぜもう一度現場に行こうとしたのかが全く分からなかった。水をもっていたので、車の男を助けようとしているのは分かるのだが、動機は最後まで不明。でも現場に戻らなければ物語は始まらないのだが・・・。
(IE5)

ノーカントリー - goo 映画
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ファンタジーアニメの様な映画

とにかく巨額の宣伝費がぶち込まれたであろうこの映画、公開前はどこもかしこもライラライラでお笑い芸人・藤崎マーケットも「ラララライラ、ラララライラ」とずっと叫んで宣伝していた。まぁそれだけの映画かどうか半信半疑で観たのだが、普通には楽しめる映画にはなっていたので一安心。

この映画の主役ダコタ・ブルー・リチャーズは15000人のオーディションから選出されたらしいが、なるほどと思わせる存在感とかわいらしさだった。この手の映画は主人公に感情移入出来なければ全く駄目なジャンルだが、そこは心配ご無用である。他にも名優達が勢揃いだが、主役級が整った顔ばかり(ニコール・キッドマンなんか人間離れした美しさ)が多くて少々退屈なキャスティングに思えた。

しかし考えてみるとファンタジーの世界だからこういう美形揃いという事もありなのかもしれない、アニメ的な世界は美形しかいないもんなぁ・・・でもヨーダもジャバ・ザ・ハットも醜いけど最高なんですよ。まぁ続編には行こうと思える作品です。

<GOOD POINT>
1.動物のCGが良くできている。俺は基本的にパペット派で未だにCGを毛嫌いしている部分があるが、SFやファンタジーなど非現実的なジャンルだけはどんどん使って下さいという考えを持っている。そういう意味でこの作品のCGの生き物たちは実にリアルだ。よろいぐまの対決シーンも見事だが、どちらかというと登場人物の横にいるダイモン(動物の姿に変えた魂)の動きに見とれてしまった。あと数年もすれば汚れた感じも再現できて本物と区別がつかない時代が来るかもしれない。

2.世界観が分かりやすい。世界中で読まれている原作物らしいが俺は読んでいない、しかしながら充分に理解することができた。そこはとても丁寧な脚本で好感が持てる、原作の人気が高いほど観る者をふるいに掛ける映画も多い。この点では非常に高い評価ができる作品だ。

3.魔女の団体が応援に来るところは面白かった。昔プレステで大勢のキャラクターが一同に戦う「ドラゴンフォース」(セガサターン)というゲームがあったのだが、そのゲームの醍醐味はギリギリで援軍が来たりして一発逆転が楽しめるというものだった・・・と思う。話は逸れたがそれに近い感覚が蘇った。魔女もとにかく美しい・・・これはまぁいいのだが。

<BAD POINT>
1.ライラは少女という点であまり派手なアクションができない・・・それは分かるんだが、クライマックスの戦闘シーンであの動きじゃ普通は死んでしまいますよ。攻撃力が無いなら無いの立ち位置とか魅せ方とかもう少し工夫して欲しい。ここで大人の鑑賞に堪えうるか、子供向けの映画になるかがある程度見えてしまった。続編での修正を期待する。
(IE5)

ライラの冒険 黄金の羅針盤 - goo 映画

懐かしの「せがた三四郎」がドラゴンフォース2のCMに出ていました。
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