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乙事組(IE5/Kiura/Pine/MBU/Shinの5人)の共同メディア批評ブログ。ネタバレあり注意!
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アイデアは抜群だったが、展開には疑問アリ・・・

アメリカの恋愛映画は日本と比べてライトなノリが多くて楽しめるモノが割とある。もちろん人の好みにもよるのだが、個人的には昼のメロドラマ的な物語に興味がそそられる要素は無いに等しく、学生が子供できてみたいな話しもどうでも良いし、二枚目の男女がくっつこうが全く意味を感じない。前にも同じ事を書いたが、要は「どんな奇抜な発想で恋が進んでいくのか?」という事に力を注いだ恋愛映画のみ反応できる訳である。

まぁ文化の違いもあってアメリカは人前でも平気でキスするし、子供から大人へ成長する過程を大人達は日本とは違ってかなりオープンに接している、つまりキスしようがセックスしようが妊娠しようが世間に隠したりはせずに、話し合い時には共に相手と戦ったりするのである。なかなか日本では考えられないような発想が多いのだが、映画的に見ると非常にメリハリが利いていて分かりやすくドロドロせず、良い効果が高いと思われる。日本映画も少し誇張的でも良いのでこういったメリハリをつけた展開を考えてみると今までにない恋愛映画が作れると思うのだが。

<GOOD POINT>
1.昔からよく言われる「男女の仲に純粋な友情は成立しない」という言葉、この言葉が正しいかどうかは置いといて、映画ではその言葉通りセックス無しで10年以上も固い友情を気付いてきた男女が主役のお話。その女性が結婚することになった時に男は初めて自分の中に違う感情があることに気付く・・・というアイデアはとても面白いと感じた。主人公の色男トム(パトリック・デンプシー)は金持ちで何人もガールフレンドがいてという嫌みな男ながら、「女性はたぶんこういう奴に惹かれるんだろうな」と思わせるやわらかな物腰と憎めない笑顔。対する女性ハンナ(ミシェル・モナハン)はトムと真逆に真っ直ぐな性格、仕事も恋も一直線に突き進むという感じでロマンティック・コメディーとしては王道路線であるのだが、やはりこのテイストはアメリカ映画しか出せないというライトな仕上がりになっていた。

2.学生時代のトムとハンナがどのように出会い、友情を育むようになったかを冒頭あたりで5分くらいで非常に上手く纏めていた。更に二人の性格描写も巧みに織り交ぜているのでその後の物語にすんなり入り込めていくことができて良い始まりだと思った。しかし向こうの学生はホントにこれほどまでに治外法権な恋愛なのだろうか?


<BAD POINT>
1.しかしながら肝心の恋の展開に関してはお粗末な点が多い。まずハンナの結婚介添人に選ばれたトム以外の3人の女性が全く活きておらず、ハンナの母も祖母も出ているのにそれほど感動した結婚式になっていない。「27のドレス」はその点良く練られており登場人物を極力削って(たしか友人で主要メンバーは一人だった)できるだけごちゃつかせないようにしていた。さらにトムとハンナが土壇場でくっつくのだが、優しくて仕事もできて包容力もあり、貴族(文字通りの王子様!)という、あそこまで完璧なフィアンセがいながら一度のキスだけで全てが大逆転するのは展開的には無理があるだろう。ハッキリ言って肝心のこのポイントがグダグダだと他が良くてもNGのレッテルは免れない・・・残念であった。

2.バスケット仲間の中でいつも少しのろまで除け者扱いされていた男性がいたのだが、最後まで何も手を差し伸べられることのないまま終わってしまい救いが無かった。この男性以外にも結構中途半端に描かれている人物は多かったのが目に付いた。小さなエピソードも必ず終わりまでに解決しておかないと観客はフラストレーションが溜まっていくものである。そういう意味では脚本の練り直しが足りない作品だった。
(IE5)

近距離恋愛 - goo 映画


この手の雰囲気は好きなんやけど・・・
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期待はずれのちょこっとバージョンアップ

ジャパニメーションの名を世界に轟かせた歴史的名作が押井守自らの手によって完全リニューアル!と謳われていたので、どんなに凄い事になっているのかと期待して観に行った。大友克洋「AKIRA」と並んで評価された当時、俺は殆ど物語の内容に関しては訳が分からずにただ圧倒的な画のレベルの高さに見とれていたという記憶がある。それが公開当時の1995年だと考えると、まだパソコンが一般的に普及するかしないかの時期である、サイバーネット関連の作品は今では無数にあるが全ての原点がここにあるといっても過言ではないかもしれない、この作品から「マトリックス・シリーズ」が生まれた事を考えると感慨深いものがあった。

<GOOD POINT>
1.今観ると物語もついて行けるもんだ。まぁ複雑は複雑なのだが、やはり巷に亜流が溢れているので免疫力が上がっているのだろう。しかし、改めてこの当時にこれだけのストーリーを考えられたモノだ。士郎正宗の原作も当時読んだ記憶があるのだが、映画になることでビジュアル的な要素が格段に近未来の世界観を高めた事は否定できないだろう。OVA版の攻殻機動隊シリーズも最高にクールだが、やはり映画の方が重厚感は分があると感じた。あとアジア的な主題歌も耳に残るんだな〜。

2.まだCGアニメーションが完成されていない分、アナログ的な技術は最高レベルを堪能できる。当時から観客をアッといわせた光学迷彩や最後の攻防で肉体が引きちぎられていく時の細胞が分裂してく様などの描き方はもの凄い力を感じる。押井守はもうすぐ新作「スカイ・クロラ」が公開される、攻殻から10年以上経てどういったアニメーションを作ってくれるのか期待は大きい。

<BAD POINT>
1.肝心の新たな映像であるが、これは全然大したことがなかった。しかも全編リニューアルでは無く(もしかしたら音のみ全編修正しているのかも)、その映像が映画の効果を高めているとはいえず、逆にチグハグな印象を与えていた。これは正しく「機動戦士Zガンダム」の劇場版シリーズで、一部だけリニューアルされた綺麗なアニメーションを差し込んで全体のバランスをぶっ壊した例と良く似ているだろう。やはり「エヴァ」くらい気合い入れて全部を直すぐらいじゃないとファンは納得できないだろう。
(IE5)

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0 - goo 映画


なんと「スカイ・クロラ」公開記念だそうで・・・。
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圧倒的な画と日本のアニメ界を支えてきたジブリの軌跡を辿る展覧会


レイアウトとは企画→脚本→絵コンテの後の段階で、監督ないし美術監督が部下に意図を明確に伝えるべく作成する画の設計図のようなものだ。つまりナウシカであればメーヴェで飛んでいるシーンがあるとして、「この雲の動きはこの方向にコンマ何ミリの単位で動かす」とか指示を書き込んで行く、また背景とセルを明確に分けたりキャラクターの細かい動きも書き入れている。要は、監督の意図が伝わらず書き直すという二度手間を省くというのが一番の効果であるのだが、アニメの制作日数と作業量の事を考えるとレイアウト無しでは間に合わないという問題もあるらしい。

宮崎駿はレイアウトという名前のパートが無い時代から、高畑勲の下で「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」など名作劇場アニメを担当していた。俺は初めて知ったのだが、高畑勲は全く画を描かない人らしい、つまり自分は演出専門であり画は門外漢だったので自分の考えを画に表してくれる人物として宮崎駿に白羽の矢を立てたというのが始まりだったらしい。ちなみにその時の宮﨑の担当名は場面設定とか場面構成とか呼ばれていた。そう考えると宮﨑駿がいなければ高畑勲の人生も少し違ったものになっていたのかもしれない。

展示内容は第一部として「風の谷のナウシカ」から「千と千尋の神隠し」までジブリ劇場公開作品を中心に構成され、第二部は「ハイジ」から「未来少年コナン」「名探偵ホームズ」「ルパン三世」などテレビシリーズに繋がって最後は「崖の上のポニョ」で占められる。途中で高畑・宮﨑のインタビュー映像やアニメーションの製作過程におけるレイアウトの在り方などの説明パネルも展示されて興味深かった。実際、点字数が1000点を超えているのでざっと流してみても軽く二時間は掛かってしまう膨大な展示会だったが、入場が完全予約制で人数制限されているため非常に環境は良かった。

とにかくレイアウトの細かさと芸術的な美しさに感動する事は間違いなく、ジブリの歴史、宮崎駿の歴史を自然に辿ることのできる貴重な展覧会であることは間違いない。しかしここまで描けるようになるまでに、どれほどの枚数を書いてきたのだろう。その努力にただただ敬服するのみである。
(IE5)

スタジオジブリ・レイアウト展 公式ホームページ
gadara.jpgごちゃ混ぜ大人のテーマパーク

学者一家が日本・アフリカを舞台に悪役の呪術師と戦う。これは、どちらかというとSFに近い内容で、日本推理作家協会賞を受賞しているので紛らわしいが、ミステリーというより超常小説だ。これで主人公たちが少年少女なら完全にジュブナイルだが、そこが中島らも。主人公はアル中の中年教授、泥臭い人間描写でかなり読ませる。

新興宗教やアフリカ、呪術やテレビ、アルコール・ドラッグから格闘技まで、恐らく作者が面白いと思った要素が全て叩き込まれている。たくさんのおもちゃを集めて作った遊園地のようでもある。面白がることにかけて、才能のあった中島らもである。面白くないはずはない。ただ、このテーマパークは人間の闇も多く含んでいる。コミカルでありながらどこか居心地の悪い違和感がつきまとう。描写もグロテスクだ。

率直言ってやはりちょっと下品な気がする。「おいしい」小説ではあるが、気取った所がどこにもない。それだけに芯に来る感動というものはない。読んでいる間はずっと「面白がれる」小説であることは間違いないが、小説的にはちょっと構成が歪だったり、キャラクターが変人過ぎる気もする。その辺も含めて「中島らも」だと思って読むことをお薦めする。

ご存知の通り著者は泥酔の上、階段から転落したことが原因で亡くなられている。本書にもドラッグ等を肯定的に捉える描写があったり、そもそも主人公がアルコール中毒だったりする。一方で、プロレスなどらも氏が好きだった娯楽も設定として生きていて、何だか少し哀しい感じもする。内容とは関係ないが、らも氏は、生きることに常に苦しんでいたのだろうか。

とにかく、かたい事は言わずに気軽に楽しむ、そして、ちょっと作者に興味が湧く、そんな小説である。

評価点75点
(KIURA)

今週のJ-POP:Superflyのアルバムが予想以上の出来だった。俺の感覚的には民生とドリカムが混ざっているような気がしたが、全然違うかもしれない。聴きやすくて、歌も上手い。洋楽っぽいがデリコ程でもなく、単純に楽しめる。この夏、一押しだ。
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aiko、24枚目のシングルはちょっと切ないミドルバラード

この間、NHK「夏うた2008」なる歌番組にaikoが出ていて、オープニングで「ボーイフレンド」と終盤でこの曲を歌っていた。「あ〜テトラポット登って〜」というテトラポットが商標としてNGではないのかと当時の紅白初出演の時に騒がれていたのが懐かしいが(商標はテトラポッドとトが濁るそうなのでそのまま歌われた)、おそらくそれ以来にブラウン管で歌うのを見たような気がする。まぁ、何が言いたいわけでも無いのだが、やっぱり良い曲なのだ。ちなみにこの曲がシングルとしては唯一のオリコン初登場1位だったと記憶している・・・ちょっと意外ではあるが、まぁ息の長い要素もここら辺に潜んでいるのかもしれない(あまり爆発的人気でブームを博すと寿命が短いアーティストは結構多い)。

それで今回の「KissHug」(aikoのシングルで英語タイトルはなんと初めて!)だが、またバラードか・・・と思って聴いてみるとこれが結構いいんだな。なんかサビの後がが階段をゆっくり上り下りしているような感覚で、いわゆるaiko的なバラードとは少し違った味わいがあった。aikoもデビュー10周年、いつも思うがここまで息が長くなるとは思わなかった、勿論「ボーイフレンド」の頃の俺がここまで聴き続けるとも夢にも思わなかった。これからも応援しています。ちなみに9月の追加公演、日本武道館に行ってきます。
(IE5)

aiko KissHug - goo 音楽

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